この記事でわかること

  • プロフィール設定の役割と書く内容
  • プロジェクト機能との違いと使い分け
  • 会社らしさをClaudeに伝える考え方

プロフィールに全体共通のルールを入れ、業務ごとの前提と資料はプロジェクトに入れる、という使い分けを整えると毎回の指示が短くなります。

Claudeを使い始めると、画面のあちこちに「プロフィール」「プロジェクト」「カスタマイズ」といった項目が見えてきます。初めて見ると「どこに何を設定すればよいのか」が分かりにくく、そのまま通常のチャットだけ使っている方も多いかもしれません。

中でも分かりにくいのが、「プロフィール」と「プロジェクト」の違いです。どちらもClaudeに前提を伝える機能に見えますが、役割は違います。この記事では、プロフィール設定を中心に、プロジェクト機能との違いまで整理します。

プロフィールは「すべての会話に共通して効く土台」

プロフィールは、Claudeに自分の基本情報や、回答の好みを伝えておくための設定です。Claude.aiの設定画面から確認でき、氏名、呼び名、担当職種、「Claudeへの指示」などの項目があります。

中心になるのは、「Claudeへの指示」です。ここに書いた内容は、Claudeとの会話全体に共通して反映されます。新しいチャットを開いたときも、この設定が前提として使われます。

たとえば「私は食品加工会社の総務担当です。回答は、です・ます調でお願いします。専門用語はなるべく避けてください」と毎回書いていたとします。これをプロフィールに一度書いておけば、毎回同じ説明を入力しなくて済みます。Claudeは、その前提を踏まえて答えやすくなります。

「Claudeへの指示」に何を書くか

書く内容に決まった正解はありません。最初は次の4つに分けて考えると整理しやすくなります。

書く内容
自分の職業・役割 製造業の総務部に所属し、社内文書や取引先への案内文を担当しています
文体や回答スタイル です・ます調で、結論を先に書いてください
仕事の進め方の希望 推測で断定せず、不明点は不明と書いてください
避けたい表現 煽る表現、強すぎる断定、専門用語の多用は避けてください

最初から長く書く必要はありません。「文体」「専門用語の扱い」「答え方の好み」など、気になることを1つか2つ書くだけでも十分です。使いながら、少しずつ足したり削ったりしていけば問題ありません。

「会社らしさ」をClaudeに伝える場所として使う

プロフィールは、自分一人の好みを書く場所として使えます。ただ、もう少し広く考えると、会社らしさをClaudeに伝える場所としても使えます。

たとえば、次のような内容です。

  • 自社のことは「私たち」と書き、「弊社」は使わない
  • 専門用語はできるだけ避ける
  • 煽る表現や上から目線に見える言い回しは使わない
  • 結論だけでなく、理由も短く添える

社内では何となくそろっているけれど、明文化されていない言葉のルールがあります。そうしたルールをプロフィールに書いておくと、Claudeが作る文章のトーンをそろえやすくなります。

もちろん、Claudeが書いたものをそのまま使うわけではありません。最後の確認と仕上げは人が行います。ただ、最初に出てくる下書きが会社のトーンに近いほど、手直しの時間は減らしやすくなります。

プロジェクト機能との違い

プロフィールと似て見える機能に、プロジェクト機能があります。プロジェクト機能は、特定の業務専用の作業部屋を作る機能です。その業務に必要な指示や資料を、プロジェクトごとに置いておけます。詳しくはClaudeのプロジェクト機能とは?繰り返し業務を「作業部屋」にする使い方で扱っています。

項目 プロフィール プロジェクト
適用範囲 すべての会話 そのプロジェクト内の会話
書く内容 自分の役割、文体、答え方の好み 特定業務の前提、資料、ルール
向いている使い方 Claude全体の土台を整える 業務ごとの作業部屋を作る

プロフィールが全体の土台になり、その上に業務ごとのプロジェクトが乗る。こう考えると分かりやすくなります。

なお、Claudeの左メニューには「カスタマイズ」という項目もあります。これは、スキルやコネクタなど、より進んだ機能を管理する場所です。今回扱っているプロフィール設定とは別のものとして考えてください。

何をどちらに書くかの目安

実際に設定しようとすると、「これはプロフィールに書くべきか、プロジェクトに書くべきか」と迷うことがあります。判断の目安はシンプルです。

すべての会話で守ってほしいことは、プロフィールに書きます。特定の業務だけで使う前提や資料は、プロジェクトに入れます。

内容 書く場所
です・ます調で答えてほしい プロフィール
専門用語は避けてほしい プロフィール
不明点は推測で断定しないでほしい プロフィール
取引先向け案内文は丁寧めにしたい プロジェクト
過去の案内文を参考にしてほしい プロジェクト

同じ内容を両方に書く必要はありません。後から見直すときに混乱しないよう、書く場所を分けておくと安心です。

まとめ

プロフィールは、Claudeに「自分らしさ」や「会社らしさ」を伝えるための土台です。プロジェクトは、特定の業務に合わせて使う作業部屋です。

最初の一歩は、シンプルで構いません。プロフィール設定を開き、「です・ます調で答えてください」「専門用語は避けてください」のように、守ってほしいことを1行だけ書いてみてください。それだけでも、次の会話からClaudeの答えが少し使いやすくなるはずです。

Q&A

Q1. プロフィールに書いた内容は、いつから反映されますか?

保存した後の会話から反映されます。過去の会話にさかのぼって適用されるわけではありません。プロフィールを書き換えたあとは、新しいチャットを開いて試すと、変化を確認しやすくなります。

Q2. 「担当職種」を選ぶ欄は、何のためにありますか?

担当職種は、Claudeが回答の前提として参考にする情報です。職種を設定しておくと、その仕事の文脈に合った回答をしやすくなります。「担当職種」と「Claudeへの指示」を組み合わせると、回答を自分の業務に近づけやすくなります。